靴のお手入れ方法（ボックスカーフ編）

今日の投稿では、丈夫で長持ちなグッドイヤーウェルトシューズをより永くご利用いただくためのお手入れ法をご紹介します。今回はカルミーナで最もポピュラーな革の一つ、ボックスカーフレザーについてです。モデルはベストセラーモデル910 ホールカットオックスフォードを使って手順を説明します。

"最初のステップは、靴ひもを外します。これにより、作業が隅々まで届くようになります。次にシューツリーを挿入します。シューツリーは靴の湿気を吸収するだけでなく、型崩れを補正して形状を維持し、ケア用品の使用に適した滑らかな表面を作ります。 "

ケア用品を塗布する前には、蓄積されたほこりを取り除くために靴にブラッシングをすることが重要です。 これは、革に栄養を深く浸透させるために非常に重要なステップです。 このステップでは、大きいサイズのCarminaブラシを使用して、より短い時間でより多くの表面をカバーできるようにします。

次に、セーム革または柔らかな綿の布を使って革と同色のクリームを塗ります。少量を小さな円を描く様にしながら塗布します。 クリームは革肌に栄養を与えて柔らかくし、靴の使用をより快適にするのに役立ちます。 また、クリームは補色の効果もあります。小さな傷をカバーしたり、微妙な汚れを隠すのにも役立ちます。 クリームを塗ったら、靴を2〜5分間、またはべたつかなくなるまでクリームを乾かすことが重要です。 これは靴の片足を作業するのにかかるおよその時間です。

次に、もう一度靴にブラシをかけて余分な製品を取り除き、靴の輝きを取り戻します。 このステップでは、中型のカルミナブラシを使用して、動きの精度を高めました。

次の段階で、ワックスを塗布します。 前のステップのクリームと同じ色のワックスを組み合わせて、もう少し色を追加するのが理想的ですが、今回は無色のワックスを使って、どの色にも適していることを示します。

ワックスを塗布するには、セーム革または綿の布を再度使用しますが、必ずきれいな部分を使用してください。 クリームの時と同じ要領で円を描くように塗ります。 ただし、靴のしわが寄る部分には、ワックスの量を塗りすぎないようにしてください。通常は、トゥとヒールの芯の入った部分を中心に艶を出します。 塗布した後は約2〜5分間、または革がべたつかなくなるまで完全に乾かします。

ワックスが乾いたら、もう一度ブラッシングして輝きを出します。このステップでは、目的の輝きを得るのに時間がかかる場合がありますが、諦めないでください。ブラッシングによる摩擦と熱によって、革の表面が再び輝きます。

さらに輝きを増したい場合は、つま先とヒール部にワックスをもう1層薄く塗りますが、常にワックスの表面が乾いてから作業を繰り返すことがポイントです。また、一度に多量のワックスを塗るよりも、薄い層を重ねる方が効果があります。

ワックスは湿気や外部環境の悪影響から保護します。 この日常のケアは、使用頻度にもよりますが、1週間または2週間に1回程度で行うことが理想です。定期的に靴を履いていない場合でも、革に潤いを与え、良好なコンディションを保つために、ケアルーチンも維持することをお勧めします。

靴を履いていないときは、シューツリーを入れておくことを忘れないでください。これにより、革の変形を防ぎ、つま先やかかとの部分のしわを防ぐことができます。 また、湿気を吸収し、靴の内側でひび割れや劣化の予防に役立ちます。

靴のお手入れは定期的に行ってください。これにより、靴の形を整え、損傷や小さな汚れが永久に残るのを防ぐことができます。

靴のかかと側がしわにならない様に靴ベラを使用しましょう。

各ケア製品を完全に乾かします。こうすることで、クリームが深く浸透し、ワックスが最良の結果を引き出します。

いずれのケア用品も一度に多量の製品を塗るのではなく、少量で薄い層を作り、層を重ねていく様に作業をすることをお勧めします。そうしないと、クリ－ムやワックスの乾燥に時間がかかりすぎて、表面が均一にならない可能性があります。 ケア製品の塗布面は完全に乾かす必要があることを忘れないでください。